京都大、非常勤職員100人を22年度再契約せず その3

なんだか長くなってしまったので簡潔にまとめておきます。
今回の件は結局どういうことだったのか。

  • ロクに大学という業界について勉強もしていない記者が「非常勤の契約打ち切り」という単語を聞いて派遣切りや大量リストラ、内定取り消しなどと同列の問題であろう、とこの話題を取り上げてしまったため、新聞社の浅はかさが浮き彫りとなる結果となりました。
  • 新聞社のミスリードに引っかかるブロガーの多いことが判明しました。仕方のないことなのかもしれませんが「アサヒる」なんて言葉が生まれる昨今ですし多少はメディアを疑ってかかる必要があると思います。
  • しかし継続性が必要となる仕事について非常勤に任せている大学の体質にも問題がある、ということに気づいている人も僅かながらいるようです。大抵そういう人は大学の中の人のようです。
  • 非常勤職員のみならず常勤職員についてもたかだか数年という短いスパンで異動を繰り返させている現状についても、継続性という観点から少し考え直す必要がありそうです。


と、こんな纏め方でいかがでしょう。


以下参考に他者さんの意見をいくつかご紹介。

今回の記事が明らかにおかしい、ということをわかっていらっしゃる方。

エントリ自体は新聞記者の報道姿勢に対する提言が主のようなので具体的にどうとは言及していないものの、おそらく問題の本質部分までわかっている方。


今回の問題をしっかり考えている方のエントリなどがほかにもあったら是非ご紹介ください。