巨人戦のお話

http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20050701100004/17473.html
これまでどうして巨人戦が人気だったのか、と考えると一部ゲームと同様の構図が浮かび上がってくるんです。それはどういうことかというと、ある球団のファンになるという行為の意味は数あれど、その球団が勝ったときに自分が勝ったかのような疑似体験ができることが大きい、ということ。若干相違点はあれどネットゲーム等でよく言われる「おれつええ」というやつに近い形ですね。そして一時気前までは巨人は非常に強かったので巨人ファンが拡大していき、その結果「おれつええ」を堪能したい人たちが巨人戦を見るので視聴率が上がる。前提となった「強い巨人」が無くなった以上視聴率が低下するのは必然なのです。そもそも今まで保っていたのが不思議なぐらいで。巨人戦見てた人は別に野球を楽しんでたわけじゃないのでいくら野球を改革しても帰ってきませんよ、というと若干言い過ぎか。

フジが事実上の脱巨人戦を宣言した、とあるけれどこれは元々の親会社であるニッポン放送が「いいときだけのニッポン放送」と呼ばれているのと同様に、フジテレビもまたよその盛り立てたものを横からかっさらう便乗商法しかできないゆえの早期足切り、ということで想定の範囲内です。そう、フジはいつも想定の範囲内で動くのです。