国立大学法人運営費交付金事業仕分け結果について

昨日25日の事業仕分け第3WGにて、国立大学法人運営費交付金事業仕分けが行われました。結果は「見直し」。ただし予算を出す出さないという見直しではなく、法人制度の見直しを求められる結果となりました。

今回の仕分けで良かったと思った点は、財務省主導という印象を受けなかったこと。財務省主計局の方は必死に余剰金をアピールしていましたが数秒で議論が終わる(というか議論にもならず)あたりは仕分け人もしっかり予習しているなと。
また、予算ではなく制度設計の議論になっていたところもよかったと思います。本来仕分け人がやるべき仕事は事業の是非を問うのではなく、他の省庁との重複や疲弊した制度を見直してスリムに、効率の良いものにすることだと思います。数名の独断で要・不要を判断するだけの仕分けなど、「国民は」誰も幸せになりません。

しかし、天下り叩きに終始し、例によって民間至上主義になっていた点は疑問です。文科省出身者が大量にいるのがおかしい、というのは大筋で同意できるのですが、現場で頑張っている生え抜き職員については話題にもせず民間経験者に拘る辺り、やはり現場は理解されていないんだなぁ、と思いました。


それにしてもついったーの「#shiwake3」タグなどを見ると、あそこで議論しているのは教員や学生や研究者が殆どのような気が。ついったー上に職員クラスタはまだない(小さい)のかな。