就職活動に大切なこと

実際の採用の現場を体験してみた感覚として、「ダメな人は誰が見てもダメ」なようです。

見る目は人それぞれだとか、面接は面接官との相性だとかよく言われています。それは確かにその通りで、最終的には巡り合わせとか運の要素もあるのですが、それは最低限の水準を満たした上での話。
実際はその域に達していない人の多いこと多いこと。で、そういう人ほど「学歴フィルタだ」とか「就職活動は不公平だ」とか愚痴を言うんですね。愚痴は良くないです、はい。


例えばエントリーシート(ここでは内容云々ではなく体裁とか日本語がおかしいとか根本の話とします)一枚見て何が分かるんだ、と思うかも知れません。「エントリーシートなど書けなくても能力ある人はいるだろ!」と。

この主張は正しいと思います。エントリーシートが書けなくても、他の分野が得意な人はいっぱいいるのです。そう、いっぱいいるんです。

資格試験とは違い、就職活動は相対評価です。これは民間でも公務員試験でも同じこと。「○○が得意」という人は世の中大量に存在しています。「社会常識はないが柔軟な発想ができる人」がいれば「社会常識があって柔軟な発想もできる人」もいっぱいいるのです。「高くて美味いもの」と「安いけど高いものと同じかそれ以上に美味いもの」があれば後者を選びますよね。


エントリーシートに限らず、身だしなみとか、態度とか、「面接どうこう以前」という人は皆さんが想像しているよりは多く存在しています。これらの大部分は少しの気配りで改善できるものですし、そんなところで落とされるのは正直勿体無いというか馬鹿らしいので。


まあ、「安くて美味いもの」の中から最終的に選び出す段階になると「好みの問題」が出てくるんですけど、まあ、そこは運が無かったということで。