大学の専攻は無駄であるか

以前、「大学で○○を専攻していたから」という理由で就職先を選ぶのは間違った就活であると書きました。
当たり前のことですが、全員が全員、大学の専攻通りの職種に就職できるわけではありません。
例え専攻通りの職種に就職できたとしても、それがいつまでも続く可能性は限りなく低いものです。
開発をやっていたはずがいきなり上司に呼び出され「4月から営業ね」なんてことも。
ここに本人の都合や希望なんてものはありません。
さらに、専攻通りの職種に就職することが本人にとってベストの選択である可能性は実はそれほど高くはないと思います。
理想と現実は違うのです。「皆はこれこれと言うけれど自分なら頑張れる」と皆さん口を揃えて仰いますが、「貴方とは違うんです」という発言がいかに周りが見えていないものであるかは首相自ら証明している通りですね。

そもそも企業に就職する以上、どうしても顧客のことを意識することになります。
商品やサービスを買ってくれる相手がいるからこその会社です。
どんな職種に就こうが営業的感覚は当然必要になりますし、思い通りにいかないことなど腐るほどでてくるでしょう。

自分の好きなことを好きなようにやりたいのなら趣味でやったほうが得策です。
そういう理由から私は度々、趣味を仕事にするな、と言っているのですが、なかなか若年層からの同意は得られないですねぇ。