就職活動、一番不幸なのは誰?

就職活動はうまくいくに越したことはないけれど、なかなかそうもいかない昨今。
学生にとって不幸な就活シチュエーションを考えてみました。


○不幸度1:採用予定者数が激減
採用予定者数が少なすぎてなかなか内定どころか面接すらままならぬ状況。
とはいえ可能性がゼロでないだけマシとはいえます。


○不幸度2:今年の採用はありません
激減どころか採用予定が無いという状況。
新卒既卒を分けて考えるのが今の一般的な採用方法ですら、その企業との接点が無くなってしまう可能性が高く、学生の将来の可能性をひとつ閉ざしてしまう点が問題。
ただ全部の企業で採用が無い、というわけではなく、新卒として就活を続けていける点はまだ救いはあります。


○不幸度3:内定取り消し
最近話題になっているのがこれ。
内定取り消しを受けた時期には既に新卒採用を終えている企業が大多数、ということも考えられるので、社会に出ていこうとする有望な若者たちがいきなり躓いてしまう可能性が大。
第二新卒では就活の自由度が極端に低く、門戸が狭くなり、かといって留年すると学校の授業料や生涯賃金的な意味も含めて金銭面での打撃は計り知れないものがあります。
お詫びとして1000万円貰っても少ないぐらいだと思います。
まあ内定を簡単に取り消してしまうような企業に将来があるとは思えませんし、そんなブラック企業と入社前のタイミングで縁を切ることができたと思うと多少は気持ちが楽になる、かなぁ?


○不幸度4:なんとなく公務員試験浪人
この不況だからなんとなく公務員にでも、と思って公務員試験を受ける人はいらっしゃるかと思います。
すんなり合格できればまあよしですが、問題は不合格だった場合。
公務員試験の結果が出る頃には企業の新卒採用は終わっているので、行き先は第二新卒もしくは公務員試験浪人か、という話になりますが、公務員試験浪人などすればするほど苦しくなっていく茨の道。
年齢が上がればそれだけ一般企業への就職も難しくなりますし、そもそも公務員になりたいと思っていた上試験も受からなかったような人を一般企業が欲しがるか、というと……、という具合にどんどん公務員以外の道がなくなっていきます。
そして公務員試験には年齢制限が存在します。30代で職歴なし。こうなると一般企業への道も険しいどころの騒ぎじゃない。絶望した! 人生に絶望した!
まあ、正直就職活動について真剣に考えていればこういう状況にはならないでしょうが。


ちなみに更に不幸なものとして「試用期間中に解雇」がありますが具体的には割愛。
就職活動が厳しくなっていくこのご時勢、だからといって安直に考えると更に痛い目をみることになりかねません。
一生に一度の就職活動になるように、あらゆる手を尽くして挑みましょう。