埼玉大学推理小説研究会犯人当て推理劇第十弾

前述の通り埼玉大学に行ってきました。
公式サイト:http://saimys.at.infoseek.co.jp/index.html
三日間の学園祭が無事終了したので感想を書きます。
……終わってますよね? まだ打ち上げとかやってたりしませんよね?
というわけで若干のネタバレを含みつつ感想などを。推理は外しましたけどね。


今回の推理劇は内容だけなら1時間ちょっと。
普段のミス研推理劇からするとかなりスマートになってます。
トリックもミスリードなしでとてもわかりやすくなってます。
小さくまとまっているのがいいことなのか否か、それは観た方の判断次第でしょう。
世間の評判はどんなもんでしょう、気になるところです。
誰か後でコッソリ教えてください(ぇ


無いものといえばホモネタが無かった!
埼大ミス研といえばホモネタというぐらいなのに!(失礼な)
あとミスリードが無かったので解決編の推理合戦も無かった。
前半戦は推理しなきゃならないせいで劇を観てネタに楽しむ余裕は
あまり無かったりします。特に私のようなミステリ素人には。
そんなこんなで解決編はいっちゃん盛り上がるところ(&ウケが取れるところ)なので
ここで何か一工夫欲しかったかなーなんて。推理は外しましたけど。


今回犯人をすごーくわかりやすくしていましたね。
犯人を特定できる要素として軽く挙げただけでも以下のようなものがありました。

  • 犯人役のみ衣装を変えることができる要素を持っていた
  • 被害者以外では犯人役のみ圧倒的に台詞が無い
  • 犯人役の人が最初から探偵に追い詰められて白状する犯人の喋り方だった(素で犯人っぽかった)

これら以外に推理の本筋から辿る手立てとして数箇所ありますので
ちょっと犯人はわかりやすくしすぎちゃったかな、とも思いました。
私だって犯人わかりましたよ。それ以外の推理外しましたけど。


今回偽推理のネタを事前に仕込んでおかなかったので
犯人はヤス」を主軸にぶっつけで色々偽推理をかましておきました。
わたしたちの田村くん」の挿絵は犯人でないほうのヤスで
撲殺天使の舞台は埼玉県で犯人は「ひとり*1」って感じの推理です。
わかる人には楽しんでもらえたと思います。


ともあれシンプルながらにいい推理劇だったと思いますよ。勿論いい意味で。
肝心の推理は外しましたけど。


P.S.
元音響から一言。
音響はもっとズバーンバシーンしてもいいと思います。野外の音楽五月蝿いですし。
あと清涼……ではなくて声量、二人を除いてまだまだ足りてません!
発声練習+なるべく前を向いて喋る工夫&脚本調節に改善の余地アリです。

*1:「ひつり」と読みます。何故そうなのかは埼大ミス研に詳しい方に聞いてください。古き良き伝統です。