京都学習塾殺人事件の話

なんというか、感情的になってしまって申し訳ないんですが法学部でこれですか、と。「教育学部でもあるまいしどうせ塾講師なんて大学生活の食い扶持程度」としか考えてなかったんでしょうね。一人の男の合コン代のために犠牲者が出たとしか思えないんですがその辺どうなんですか。

とりあえず今日だけは声を大にして言わせて欲しい。教育を舐めるな。


というわけで京都の京進のアルバイト講師が塾生を殺害したというニュースが巷を騒がせています。しかもよりにもよって容疑者は同志社大法学部の学生だったとか。

小学生に国語を教えていた講師が生徒を殺害すると考えただけでもゾッとします。ですがもっとゾッとするのは法について熟知しているはずの法学部生の犯行だったということ。判例を勉強しているからこういう風な証言して弁護してもらえば殺したとしても罪も軽くなるとかそこまで計算してるのかもと思うともう怖くて怖くて。

しかしそれ以上に問題となるのは児童たちに対する影響です。自分たちの通う塾でそんな事件が起こったと知れば塾の評判だって悪くなってしまうだけではなく子どもたちの心にも傷が残ることになってしまいます。数十人、数百人規模で子どもたちに悪い影響を残すことになるでしょう。コンビニでバイト君が客に迷惑かけたとなってもさして影響は無い(せいぜいちょっとした悪い印象が残る程度)ですが塾ではそうもいかないのです。バイトであっても講師は講師。塾で客といえばすなわち塾に通う子どもたち。進路が変われば人生少なからず変わる可能性も高いもので、教育職には多数の子どもたちの人生を左右するほどの影響力があるのです。下の学年になればなるほどそれは顕著なものとなります。だからこそ教育職は「バイト気分」で挑んではいけない職種なのです。教育を舐めるな、と私をしていわせるに至ったのにはすなわちそういうことです。

この話はそのうちまた触れます。