高校の勉強の話

大学受験で大きなウェイトを占める大学入試センター試験。基本的に高校入学と同時にセンター試験を視野に入れた勉強をしていくこととなるのですが特に配点の高い国数英の三つ。
まず大半の大学で必要となる英語ですがセンター試験だけを見る限り配点は長文が五割以上。残りが得点率半分だとしても150点をこえてくる計算。こうなると大崩れする危険性も低くなります。そういう意味で英語は長文を固めておくとやや安心できるかも。ただし二次試験や私立などで文法や構文、単語関連の能力が問われてきますので注意。英語は特にやることが多い科目なので早いうちから計画的に。
理系なら必須、文系でも国立行きなら当然使うことになる数学。センターで高得点をとるのは国数英で比べると一番これが楽。というのも英語や国語と違い数学の場合出題される問題の形式などが決まりきっているので、結果大半がチャート等に掲載されている問題の焼き増しになってしまうのです。というわけで数をこなす、それだけです。一般的に難関とされている漸化式や数学的帰納法もパターン化さえしてしまえば下手な計算問題よりも楽にこなせるようになるはず。
さて国語に関して。センター試験の傾向は多少おかしいことになってますが現代文は一応「設問を読めば答えがわかる」という傾向が強くなっています。特にセンター試験の場合国語だからといって内容理解が重要なわけではなく、問題を解くということに重点を置いて挑むべき。その点ではやってることは数学に近いんじゃないかなと思います。鍛えれば現代文100点を手堅くおさめることも可能でしょう。古文に関しては文法命。早い段階に文法を固めてしまえば勝ったも同然。用語の意味とか使われ方とか理屈はどうでもいいので助動詞と敬語は表で丸々覚えてしまってOK。ひとしきり覚えてから理屈を後付けしていくと理解も早いかと。漢文に際しては複雑に考える必要はなし。本来の記号の意味とは若干違うんですが、返り点は文字の左下にそれぞれくっついていて、レ点は「その下の文字を読んだ直後に読む」、一二点は「二点のついた文字は読まずに放置、一点のついた文字を読んだ直後に読む」といった具合に覚えた上であとは上から順番に読んでいけばいい、とか。文法事項とかどうせ数ありませんから出てきたものだけ押さえれば高校レベルでは十分。これも十分満点狙えます。
あとよく市販のセンター過去問には解説みたいなものがついてますが国語については全く役立ちません。どうみても答え見てからの後付け解説になっている部分も多々ありますし訳についても明らかに不自然、というかどうしたらこの本文からこの訳が出てくるんだ、という「実践では使えない訳」がついているものばかり。過去問集は単純に問題をこなすために利用して、解説が必要なら学校の先生(といってもピンキリなので信頼できる先生)とか塾などの国語担当の先生を頼ってしまいましょう。

センター試験云々に関してはこんなところで。