ドキュメント’05

インターネット依存症がどんなものだかということを取り上げた番組ですが論点がズレているので見る価値が殆ど無い番組でした。
そもそもインターネット依存症というのは単に依存症のひとつであって、ゲーム脳とか語ってるのとベクトルは一緒なわけです。そりゃ毎日18時間とか同じこをと繰り返していれば脳も退化していきます。それはインターネットでもゲームでもパソコンでもテレビでも何でも一緒です。要は使い方の問題であってそれ自体が悪というわけではない、ということ。むしろインターネットが直接的に脳に悪影響を与えるのかそれともそれらをやっている時間が増えて脳をあまり動かさなくなるから結果的に脳に悪影響が出るのか。その点についてはどうなのかと一切触れていないこの手の番組には説得力がありません。その辺の研究はなされないんでしょうかね。インターネットを普段やりまくっている人にその時間はあまり減らさずにそれ以外の外的刺激を与えることで脳にどのような影響が出てくるのか。それで俗に言う「ゲーム脳」が解消されるのか緩和されるのか。そこまでやって初めて「インターネットやゲームが脳に悪影響を与える」と言い切ることができるのでは。そんなことを前から考えていてその上でこの番組見たからもうただ番組の構成の稚拙さとかにただただ笑いが出るのみでした。