食卓にビールを 著:小林めぐみ 絵:剣康之 (富士見ミステリー文庫)

数日間主にリリカルなのはでネタとして言っていた「〜はありません」発言の元ネタはここ。女子高生で旦那さん持ちでやたら宇宙人に縁がある女性が主人公の短編集です。
さて作者の小林めぐみさんは生粋の埼玉っ子とのこと。そういうわけか知りませんが本編で登場するのが武蔵野線。埼玉を代表する、というか日本を代表するといってもいいネタ電車、武蔵野線。で、この電車なんですが色々と特徴がありまして。まずはよく止まり、よく遅れる点。これは単に雨天時の速度制限のせいだったりもしますが本数の少なさも相成って相当な混雑となります。また走行経路が特殊なのも特徴のひとつ。始発の府中を出発して終点は海浜幕張と東京の二方向。なんと下り電車の一部の終点が東京となる珍しい電車なのです。実際は途中で下り電車が上り電車に変わるのですがこの点もまた特殊な電車といえるでしょう。あと騒音。これがまた凄い。古いタイプの電車に乗ってしまったが最後、とても眠れたものではありません。揺れに弱く車酔いになりやすい方はあらかじめ酔い止めを飲んでおくなり対策をしておきましょう。とまぁこんな不思議な電車なのですが長年利用していると愛着がわくものです。多少不便でも。さてそんな武蔵野線がどのように話に絡んでくるのでしょう。というか新三郷と連呼されると某氏を思い出さずにはいられず思わず風呂場で爆笑してしまいました。