[はてな] 状態異常の扱いは大変だ

id:ridis師匠のhttp://d.hatena.ne.jp/ridis/20040802#p4をみるにつけても状態異常の扱いって大変だなぁと思います。件のソードワールドに関しては「ああ、グループSNEが作ったアレね」ぐらいにしか認識がなく、そのグループSNEを知ったきっかけもモンスターコレクションTCGだった私なのですがそれなりにTRPGについてはやったりした学生時代。だからソードワールドを知らんとかいうとモグリだと速攻で突っ込みが入るのがアレでいい加減本でも買ってこようかと思ってますがそういう人間がいること自体がネタとしていいかなと思っている自分がいるのもまた事実。
閑話休題。状態異常の設定ってのはTRPGに限らずRPGやる際に重要なファクターの一つであってそれだけで内部の難易度やらリアリティやらが全く違ってくるのです。例えばRPGをプレイすればかなりの確率で出会う最も有名な状態異常(あまりこういう枕詞を使うのはどうかと思うけどおそらく事実)、それは「毒」。普通の人間毒盛られたら死ぬって。一歩歩くごとにHP-1? 主人公は改造人間かそれとも強化人間か。変な薬でもキメてるのか。などと考えて不自然だなーと思いつつもあの数値ってやたら高くするとフィールド移動型RPGだと難度が上がりすぎてもう大変。だから簡単に魔法で治療できちゃったりするんですがそういう安直な治癒ってアリなのかなぁと常々。あとは師匠も少し触れてる石化の話とか。最近のTRPGのことは私にゃよくわからんのですが(ほぼオリルールでやってたため昔のもわかりませんが)少なくとも市販RPGで一部見られる麻痺の悪化版というか自然回復するしないの違いしかないなどといったことがあってそこも首を傾げるところ。いつだか忘れましたが師匠がはてな以前に書いていた「石化時に別にポイントを用意してそれ以上のダメージを受けると復活不能(死亡扱い)」というのはなるほどなぁと思うわけです。そうまでしないとしても石化したら硬くなるよな。生身よりも受けるダメージが減るのは自明の理。その辺りを全く考慮しないでただ自然治癒しない麻痺として石化を捉えてしまうのは流石にゲーム的すぎる気が。
さて師匠の日記においてメインとなっているのは風邪の話。この風邪というものは実は厄介でこれだけ医療技術が発達している日本でさえ風邪をこじらせて肺炎起こして死亡、ということが起こってしまうらしい。魔法技術の発達している世界において医療がそこまで発達しているのかどうかといえば間違いなく魔法万能主義は科学及びその他の技術を排斥にかかるわけでそうなるとただの風邪といえど馬鹿にはできないのでは、と思ってしまいます。でも2Dで8以上を複数回ってそれはやりすぎだって。風邪って下手すりゃ自然治癒しますよ。医者行かなくても飯食って寝てりゃ治る、とはよくいったもので実際大概の風邪はそれだけで治ってしまう代物だったり。魔法万能主義に風邪というファクターを導入するのはいささか厳しいのでは、と思ってしまいますがどうなんでしょうね。取り入れるなら我々の常識としての風邪とはまた違ったものとして捉えるべきかも。ファンタジー風邪というか。それこそ悠久幻想曲シリーズのような魔法万能のように見えて実はそうでもない的な設定にこそ私達に馴染みの風邪というファクターが生きるんじゃないかなーなんて根本見据えてみました。
っと話がそれました。TRPGにおける風邪の扱いの問題点には色々あってそれはridis師匠が解説なさっていますがそれ以外に気づく点としてはダイスの目の差たった1つで治療成功及び失敗が決まってしまう点にもあるんじゃないかなーなんて。完治には至らないものの病気の進行を遅らせることには成功するという中間部分はあるんじゃないかなぁ。だから「成功−失敗」の判定じゃなくて「成功−再試行(もしくは再試行可能)−失敗」の判定にしてみるとか。あーそれはそれで面倒かな。てかもしかして失敗しても症状が悪化するだけで再試行可能にすりゃ全て解決だったりしますか?