同人ゲーム事情

同人ゲーフィーバー。
渡辺製作所(わたなべせいさくしょ)のQOHシリーズがかなり広い範囲で広まり、当時知らない人はモグリであるとも思われるほどだった。
今ではMELTY BLOOD ReACT(以下メルブラReACT)辺りと東方シリーズが強いか。
「か。」と疑問形をとらざるをえないのは私自身月姫からメルブラに至る流れや東方シリーズに殆ど触れていないからである。
といっても全くプレイしなかったわけではなく、初代のMELTY BLOOD(以下メルブラ)に関しては少しだけプレイしたことがあり、東方に関しては妖々夢のNormalをギリギリクリアできない程度にはプレイしてはいる。ただメルブラの方は本家月姫を未プレイであったのと格闘本体がかなり甘い作りになっていたため深くはプレイせず。一方の東方シリーズのほうは単純に私のシューティング限界をこえた難度だっただけであってゲーム本体はよく出来たものだとは思うがそれは後述。
何故かはわからないがメルブラ及びメルブラReACTという辺りの流れにはいい意味での同人臭さというものが私には感じられない。QOHはコテコテの同人ゲーでネタとしてもマイナーなものが多くて当時分からないものも大量にあった上QOHを知った時点で私はエロゲを全くプレイしたことがなく原作知ってるキャラが一人も居ない状態であった。それでもかなりやりこんだしQOHをきっかけにLeafゲーをプレイする、なんてこともあった。なにせアツかった。メルブラにはそれが無かった。だから殆どやらなかった。
東方シリーズはほぼZUN氏単独製作による縦シューでジャンルとしては今最もHOTなところなものの一つであろう。今度の夏コミにも東方関連で参加するサークルが多数見られる。シューティング部分のレベルの高さはさることながら東方自体の中で最もクオリティの高い部分はなんといっても楽曲。また個性的なテキストを喋るキャラにもファンが多い。アーケードでシューティングをやりこもうと思うと相当な金額がかかってしまうところで同人価格の東方シリーズは非常に財布に優しい。正直音楽聴くためだけに買っても十分お釣りがくる。
どうも最近の風潮として「同人ゲームだから未完成でもいい」とか「同人ゲームだから多少バランス和悪くてもいい」といった妥協が露骨に表れているように思える。具体的に何がというのは今更言わなくてもいいと思うが所謂パッチ商法がまかり通っているのは興ざめでしかない。結局一本のゲームとして完成する頃には商業並の金額を注ぎ込ませる。完成すればまだいいが製作側が飽きて未完成のまま放置なんてこともザラ。これでは期待もできない。

正直人間は一旦金を掴むと人格が変わるもんで。そういうのは本人に自覚はないんでしょうが傍からみるとよーくわかるもの。要注意。
長くなって何が言いたいか分かり辛い? つまり金まみれになった同人ゲーなんぞやる気もおきんわ、ということだ。