面接で嫌われないために

就職活動で避けては通れないのが面接。世にハウツー本が大量発生している昨今、読めば読むほど「結局どうすればいいの！」と半狂乱に陥る方もいるとかいないとか。

そもそも面接は対話の場であるわけで、100パーセント成功する「正解」はありません。また、面接という短い時間で好感をもってもらうのはとても難しいものです。

えてして悪い面というものは目立つもので、好かれるのが難しい一方で、嫌われるのはかなり容易です。短い面接の時間でも無理なく嫌われて、不合格になることができますし、こちらは非常にハードルが低くなっています。自分を良く見せよう、と意気込む余り、軽く地雷を踏んで即お祈り、というのはよくある話です。踏むのが容易な地雷だけあって、対策も比較的容易に行うことができるでしょう。

特定の点数を取れば全員が合格できる資格試験とは異なり、企業ごとに採用数の上限がある程度決まっているので、採用面接は相対評価の側面があります。相対評価の世界では、自分の得点を上げることと自分の得点を下げないことは結果として同義となります。そして前述のとおり、得点を上げるのは難しく、下げるのは簡単。下げるのを防ぐのも、面接合格には重要なのです。

就職活動に行き詰まったら、「どうすれば内定が貰えるのか」と考えるのもいいですが、逆に「これをすると内定が貰えない」という行動も考えてみるのもいいかと思います。