フジテレビとニッポン放送

ニッポン放送はどう転んでもライブドアの子会社になるのは嫌だと会見したわけですが。敵対的買収という言葉を使うならこちらは敵対的新株予約権発行とでもいうべきでしょうか。明らかにライブドアを敵対視した新株予約権発行。そもそも一連のフジの不誠実な態度(フジに限らず日テレとかも)から考えたことはもうテレビに期待することはできないのかな、ということ。今回の一件でフジが得るものはニッポン放送経営権、失うものは視聴者の信頼、といったところでしょうか。個人的な話をしてしまえばフジは民法のなかでも元々マイナスイメージの多い企業だったのであの体質自体に公益性があるとは思えないんですけどね。例を挙げれば理不尽なアニメ打ち切り。不完全なものを放送することと不良品を発売するのとは何が違うのでしょうか。または27時間テレビでのヤラセ行為。放送内容を商品と見立てるならばこれは詐欺行為ではないのでしょうか。それで今回の一連の発言やら行動やら見ていたらもう「またか」としか言いようがありません。マスコミはどこまで迷走すれば気がすむのかと開いた口が塞がらない気分です。
ともあれライブドアのやっていることも突拍子もないことであるというのは事実。そもそも初っ端は時間外取引ですし。難しい問題なのでどっちに転ぶのがいいとかどっちが正しいとかそういうことは専門じゃない私にはわかりかねますが一視聴者としてはこんなこと思いました。