BMSイベント考察

師匠日記を受けて色々考えることがあったので。

そいやBMS界の衰退がどうのこうのって話題、私の中だと苺でもmixiでもなくて、単純にBOF2004が境です。

インプレについてかれこれ論じる風潮は以前からあったのですがBOF2004ではそれが一気に沸騰したような印象でした。あのイベントは「酷かった」。イベント的には成功していたけどそれでもそういわざるをえない気がします。

この問題は表層的な問題ではなく、元を正すとどこに原因があるのか、などと考えたところで無意味であると私は考えます。というのもBMSを作るしプレイもする人間、BMSプレイするだけの人間、BMSを音楽フォーマットの一つとしてとらえ、プレイはしないがWinampで再生するだけの人間。軽く挙げただけでもこれだけ立場の違う人間が集まっているわけでそりゃいくら話し合ったところで解決も何もあったもんじゃありません。ちなみに苺はそれらの人間の中からの抽出なのでこの場合立場の違いという観点からは外れるものとします。
私は「BMSプレイするだけの人間」なのですが以前は作者側からの「BMS作れ(作り)もしない野郎がでかいこと言ってるんじゃねぇ」的な視線が気になってました。してそれが言葉として現れたのが「そこまで言うなら作ってください」という類の発言ですかね。BMS作ってない人間とか世間から評価されてないBMS作者とかを完全に見下す発言で絶対に言ってはならないものなのです。その発言を出してしまうような人間とは少なくとも私は進んで話したいとは思いません。どうせ何を言っても通じないので。
それとはまた軸を異にして最近増えてきたのが「態度の大きいインプレ」の存在であって。これは主に「素直な感想を書かないと作者の『ためにならない』」という言葉を「自分の感じたままに書いていい」と解釈したインプレイヤー(主にBMS作るだけの人間)によるもの。そもそも「素直な感想を書かないと作者の『ためにならない』」と考えてるインプレイヤーがいるなら早々にその認識は改めるべきなのです(特に『』内の部分)が、それとは関係なく自分の思ったまま感じたままの言葉をそのまま口に出していいなどという場面はそうそう存在しません。「素直な感想」を書くことがよいとされるのは「悪いと思った箇所を挙げるのも作者のスキルアップに役立つかもしれません」という程度のものだと私は考えます。お世辞ばかり並べても意味がないのは勿論ですが悪いと思ったにしても言い方というものがあります。初めて見る相手に面と向かって暴言を吐くなどというのは流石に考え物です。
また暴言インプレを受けた作者も過剰に反応してしまっている点は問題アリ。インターネット上で楽曲を出す時点で見知らぬ誰かに身勝手な評価をされる危険性は常につきまとうわけですからそれにいちいち目くじら立てないでおおらかに構えましょうよ。聴いた全員がいい曲だと思う曲なんて世の中には存在しないんですから。
BMSをプレイしない、聴くだけの方とプレイする方ではインプレの尺度も変わってきますし評価も変わってくるでしょう。それは立場の一緒の方同士でも変わってくるものなので尚更違う評価も出てくるでしょう。譜面で印象が大逆転しちゃったり逆に譜面さえよければよかったのにと思ったりした経験もこんな私でさえあるのです。
最後に一つ問題として挙げられるのが身元をはっきりさせない所謂「捨てハン」によるインプレ。これはいざ何か不具合があった場合に軽く逃げてしまえるという点で大問題。つまり責任の所在が無い。何か発言をするということはそれ即ち相応の責任を負うことになるんです。それを放棄してしまった以上その発言内容は意味のないもの、とは言い切れませんが説得力の欠けるものになってしまいます。私は多少自分勝手な尺度でインプレつけてる関係もあって、その発言に責任を持つという意味で面倒でもなるべくインプレに検索すれば自分のサイトにたどり着けるような一定した固定名とかメアド、サイトアドなどを記入してインプレに疑問点があればいつでも問い合わせてください、という態度で挑んでます。下書きなど念入りにして気をつけてはいますが万が一私のインプレで不快に思うことや疑問点などがあればいつでもメール等で連絡ください。当然責任もって謝罪なりなんなりしますので。
話はそれましたがつまり何がいいたいかというとそれぞれの立場を理解し、互いを礼節をもって接する心が大切だということで。はい。